復帰勢です。
大手まとめサイトである「はちま起稿」をDMM.comが運営していたことが明らかになり問題になっている。
●はまち起稿とは?
ゲーム関連のニュースと、それに関するゲハの反応を転載していたゲハブログの1つ。ゲハとは「ゲームハード」の略で2ちゃんねるゲーム業界ハードウェア板の通称。
「はまち起稿」はゲーム関連のブログとしては国内最大級のアクセス数を持つ。書籍「はちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ」には月間1億2000万ほど(恐らく最大時)と記載がある。僕のブログのピーク時に同時閲覧が200人越えであったため、月間1億越えの「はちま起稿」の同時閲覧は2万を越えていると予想できる超大手ブログである。
「はまち起稿」は任天堂・マイクロソフトのハードに関するデマ・誤報を報じる、2chの書き込みを恣意的に編集するなどの悪質な騒動を起こしており、様々な批判・疑惑が存在する。いわゆるステルスマーケティングに関わっていることが確実視されていた。現在では2chから書き込み転載禁止の処置を受けている。
現在はゲーム関連のニュースもほどほどに普通のニュースも扱うなど、ただのニュース速報サイトと変わらなくなってきている。 また、管理人を辞めたと宣言した清水鉄平も復帰している。株式会社KNDはすでに解散しているが現在も複数人で更新している。
はちま起稿とは (ハチマキコウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科より。さらにわかりやすくするために一部文章を追記してある。
●DMMとは?
株式会社DMM.com(ディーエムエム・ドット・コム、英語: DMM.com LTD)。主にネット通販やビデオ・オン・デマンドに関する事業を行っている日本の企業である。同名のECサイト「DMM.com」を運営している。子会社には芸能人のローラなどが出ているCMでお馴染みのFX取引高大手のDMM.com証券がある。
●なぜDMM側が「はちま起稿」を買収していたことを発表したのか?
インターネット上では以前から「はちま起稿のIPアドレスを調べるとDMM.comラボの名前と住所が出てくる」「DMM.comのサービスが落ちるとなぜかはちま起稿も落ちる」など両者の関係を疑う声があった。今回のDMMの発表であらためて証明された形となった。
● DMMに買収されていた時のはちま起稿のDMMGames関連ツイート集
● はちま起稿をDMMが運営してたのは何故ヤバイの?
さて、もともと清水鉄平氏が個人で行っていた大手まとめサイト「はちま起稿」をDMMが運営するのは何が悪いの?という話だが、わかりやすい説明がツイートされていたので転載したいと思う。
はちま起稿をDMMが運営してた事の何がヤバイって
— 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) 2016年12月28日
はちま「悲報!X社の○○はクソゲー、お前ら騙されるなよ!」※個人の意見です
X社「ゲームの売上が…」
↑これが実は↓
はちま「悲報!X社の○○はクソゲー、お前ら騙されるなよ!」※企業の意見です
X社「ゲームの売上が…」
今回、問題視されているのは企業であるDMMが「はちま起稿」を使って他ゲーのネガティブキャンペーンを行っていたことである。
例を挙げると・・・
中でも任天堂製品のネガティブキャンペーンが目立つ。
詳細は「はちま起稿」にてあなたの目で確認して欲しい。
また、個人運営である無断転載捏造ブログが法人ブログであったことも問題である。企業が売買ということで営利目的であることは間違いない。否定したら利益にならないものを企業資金で買ったことで背任罪(他人の事務処理者が自己若しくは第三者の利益を図り、または本人に損害を加える目的で任務違背の行為を行った場合に成立する犯罪で、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金)にあたり立派な犯罪となる。
何より僕が憤りを感じるのは、DMM側が「はちま寄稿」を売却( 現在、株式会社インサイト(※)に売却済み)してから買収していた事を公表した点である。やましい目的がなければ「はちま寄稿」買取を先に発表できたはずである。大事になりつつなる前に売却して発表。やるせない気持ちになったのは僕だけではないだろう。
(※)株式会社インサイトとは?
はちま起稿を買収した株式会社インサイト、あの悪質な「2chまとめ風広告」に手を出していた | netgeek
過去には我らがスクエニも他ゲーのネガキャンを行なったと話題になった。【酷い】スクエニ社員、IP表示に気づかず他社のゲームスレでネガキャン書き込みをしていた事がバレるwww | やらおん! デマか?と思ったがリンク先でIP検索をすると確かにスクエア・エニクスと記載される。IP検索はIPひろば:メイン等で誰でも簡単に検索が可能である。スクエニ本社から書きこむことがあれば一発で世間にバレてしまう。
このような出来事の背景には、多くの人間の情報の収集・検索力が圧倒的に欠けていることが挙げられる。このブログまでわざわざ足を運び情報を得て来ているあなたには無いと思うが、大半の人間は有名人や大手であれば信じきってしまい全く調べもせず流される傾向にある。よって「はちま寄稿」などの大手メディアがあれば情報操作ができると未だに思っているのであろう。
僕がFF11を遊んでいて後々で役に立った言葉の1つに「くぐれ●ス」という言葉があった。要は「自分で調べろ」ということである。どのような人物・媒体でも100%正しいことは絶対にない。何でも聞くだけで結論を出すのではなく、自分で調べて判断する力を普段から養うことも重要である。
出典:http://www.famitsu.com/news/201610/25118835.html
ゴタゴタのあったFF15の田畑氏も「はちま起稿」の影響をうけていたようだ。2016年10月22日、福岡県福岡市の九州大学 大橋キャンパスにて、コンピューターエンターテインメント開発者向けのカンファレンス“CEDEC+KYUSHU 2016”が開かれた。その基調講演で約束された神ゲーの記事として「はちま起稿」を挙げている、笑
田畑氏は口頭では「はちま起稿」を挙げていたが、調べて見るとパワーポイントの写真ではオレ的ゲーム速報@Jinのものになっている。なお、よほど都合が悪かったのか、記事は削除されていた。
最後に他記事でも何度も書いているが、このネット社会では不正は遅かれ早かれバレる。日本のゲーム業界はもうダメだと言われているが、お互いに足を引っ張りあい根本が糞であれば良くなるはずがない。こんなことに力を入れるのであれば肝心のゲームの完成度や、よりゲームが面白くなるよう考える事に力を入れて欲しいものである。
はちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ