復帰勢です。
2017年7月13日、PS2で登場したFFシリーズ12作目をベースに、キャラクターやカットシーンを含む映像を高画質にリマスター(※)化する『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』がPS4版として販売される。
※リマスターとは?・・・リマスターは基本事項は変更せずに作品の品質向上を目指したもの。例を挙げると映像をHD画質に高解像度化したり、サウンド品質を向上させたりする。リメイクのような2D作品を3D作品に作り変えたり、キャラデザインまで変更するといった大掛かりな手直しはない。リマスターは、小規模なリメイクだと思えばいい。
さて、2006年3月16日に発売された10年以上前のFF12のリマスター版として発売されるわけだが、リマスター版でありながら意外と大掛かりなものとなっている。
そこで、10年の時を経てリマスターされるPS4版FF12ゾディアックエイジと従来のPS2番の違いについて書いてみた。
高解像度化、サウンド品質向上
要は映像の綺麗さ、繊細さなどが格段に向上している。
正直、個人的には10年前も凄い綺麗だったので、それほど変わっていないという印象。
Final Fantasy XII PS2 vs PS4 Reveal Trailer Graphics Comparison
ただし、比較動画を見ると、なるほど、違って見える。見比べて欲しい。
映像はほんと凄いよね。スクエニ。
サウンドについても改良されている。
今作では7.1chサラウンドに対応することで、より臨場感が増した音楽を堪能しながらのプレイも可能。7.1chサラウンドの7は、上イメージ図のようにスピーカーの数をイメージして欲しい。
7chは飛行機が頭上を前から後へと飛び去るようなシーンだと説明があったが、わかりにくいと思うので、この数値が大きいほどより臨場感のあるサウンドを聞くことができると思ったほうが良い。2.1ch、3.1ch、5.1chなどサラウンドには種類がある。興味があれば下記事を参考にして欲しい。
2.1ch、5.1ch、7.1ch、バーチャルサラウンドとは? [ホームシアター] All About
個人的に気に入っているのは、音声が「日本語」と「英語」の2 バージョンを収録していること。ゲーム内のコンフィグで切り替え可能となっている。ゲームをしながら英語バージョン(字幕は日本語)で英語の勉強もできてしまう。グローバル化が進む現在、英語も低学年のカリキュラムに取り入れられるなど、需要が高まっている。これからは英語を学びながらゲームで遊べる英語バージョンありのゲームが流行るかもしれんな。
FF12リマスター声優
あなたは「オイヨイヨ」をご存知だろうか?
当時のFF12の主人公ヴァンの声優さんである武田航平さんが舌っ足らずで、「飛び降りろ!」と言ったつもりが「オイヨイヨ!」に聞こえてしまったことからネット上でつけられたヴァンのあだ名である。
他にも
「ムセテンナヨ」(ふざけんなよ)
「ウェミダー!」(海だー!)
「ハチキロ!」(弾けろ!)
「オエアバッスダ!」(俺がバッシュだ)
「ヴァガッテンノガヨ!」(わかってんのかよ!)
オイヨイヨ (おいよいよ)とは【ピクシブ百科事典】より
等と、滑舌が非常に悪くネタにされていた。
下のような多数のネタ動画がネット上に広がったほどだ。
確かに「飛び降りろ」→「オイヨイヨ」と聞こえなくもないなw
ネット上の悪評だけなら良かったのだが、その後、ヴァン役が武田さんから別の声優さんに交代となった。
10年前の未熟さから、大人の事情でどうしてもヴァン役を続投できないという名の「降板」という形でヴァン役は武田さんから別の声優さんへ引継ぎとなった。
降板という形となったヴァン役だが、武田さんのヴァンへの思いは、武田さんのブログである「TAKE」で赤裸々に語られていた。
そんな思いが通じたのか、今作のFF12 ザ ゾディアックエイジでは武田さんが再びヴァン役として声優を務めることになった。
実は武田さん、FF12の屈辱の出来事があってから発奮、実力は10年前に比べて格段に上がっているようだ。
実際、2014年に放送されたNHK大河ドラマの「軍師官兵衛」では「宇喜多秀家」役を努めている。
FF12 ザ ゾディアックエイジではPS2版をプレイしたファンにとっては武田さんをはじめ、パンネロ役も小澤満里奈さんも前作同様となっている。音声も高音質化したようだが、当時のままの音声が使われないのだろうか?「オイヨイヨ!」いや、「飛び降りろ!」の所は嫌でも注目してしまいそうだw
システム関連
主だったものを記載していく。
2倍速、4倍速
レベル上げなど2倍、4倍速で遊べることにより便利になった。もともと移動が長いゲームだったので助かるな。
地図
PS2の時のロケーションマップは1度セレクトボタンを押して画面を切り替えて地図を開く手間があったが、今作では画面が切り替えられずボタン操作1つで開くことができる。
従って、地図を見ながら移動することができる。
今ではどのゲームでもあるような仕様だが、10年前は無いものも多かった。
ロード時間の短縮とオートセーブ機能
当時、僕が遊んでいる時は気にならなかったが、PS2の時はエリアチェンジなど画面の切り替えで5秒ほどロード時間がかかったが、PS4版ではロード時間は1秒もないくらいになっていた。PS4の機能をフルに生かしているようだ。
ゾディアックジョブシステムの向上
PS2版のFF12 インターナショナル版にあったキャラクター育成システムである「ゾディアック ジョブシステム」の性能がさらに向上している。
「ゾディアックジョブシステム」とは、PS2からのオリジナル版にあったライセンスボードを12のジョブで12枚に分割、それをジョブとして割り当てた形になっている。
PS2インターナショナル版では1キャラクターあたり1種類であったが、今作のPS4版では1キャラクターあたり2種類のジョブを選択し育成することができる。
例を挙げると、赤魔道士と白魔道士を選択して、サポートが得意な緑、白、裏魔法を使いこなす魔道士キャラを育成できる。
以前は選んでいない6つのジョブの武器などが置物になってたこともあり、今作は6人で12のジョブが使えるので、そんなことは無さそうだ。
▼12種のジョブの種類と特徴
白魔道士: 回復やサポートが得意
ウーラン: 槍による攻撃が得意
機工士: 銃による攻撃が得意
赤魔道士: 緑魔法と裏魔法が得意
ナイト: 剣と盾をあつかう戦士
モンク: 素手による攻撃が得意
時空魔戦士: 時間と空間をあやつる
ブレイカー: 斧による強力な一撃を繰り出す
弓使い: 弓による中距離からの攻撃が得意
黒魔道士: 攻撃魔法が得意
もののふ: 刀による連撃が得意
シカリ: ダガーや軽装備の防具で身軽に戦う
最後に
以前のPS2版のFF12を現代風にPS4版でリマスターしたという印象。
従って、大きな驚きは感じなかったものの、オリジナルのPS2版販売当時のコアスタッフが関わっており、作品の出来は間違いないだろう。
個人的にはFF12を1度も遊んだ人がない人におススメしたい作品。ただ、以前遊んだことのある人にとっても昔を思い出して楽しめる内容になっていると思う。
ほんとそれ\(^o^)/笑
— ✡ゆきみん✡ (@ysmoonp) 2017年4月17日
てかドラクエの新作発売の前にFF12のリマスターでるから夏はほんと忙しいな\(^o^)/15すら全然終わってないのに…
あかん、FF12リマスター待ちきれん、、、(笑)
— サンティ (@Suntchannel) 2017年4月17日
世間から見たら影の存在のFFやけど、俺の中では圧倒的な神ゲーやった。。。
そしてバーサスの世界にも乗り出さな、、、。
今年はやることがいっぱい!
FF12リマスター予約しようと思ったらAmazon限定版アイテム未定って
— 蒼井 (@aoi_raccoondog) 2017年4月17日
詳細出るまで待とうかな
FF12のPS4HDリマスター版が7月13日発売。
— ぽぽぽん®4/30メットライフドーム参戦 (@blackstar1116yy) 2017年4月17日
ドラクエ11が7月29日発売。
発売日近くね?
ドラクエ発売までにFF終わらないやんけ。
FF12はストーリーは別にしてゲームとしてはすごい面白いんだよなあ。ほしい。https://t.co/TZwfW5DAXV
FF12のHDリマスター版はやりたいなあ。FFTからずっとイヴァリースの世界が好き。
— 人狼 aminosan (@jinro_aminosan) 2017年4月5日
FF12リマスターには大ボリュームの追加シーンが入るらしいよ。かわいい着せ替えDLCもありだよ。あと調印式までのお話が映画化するし本編は舞台化するしあとFF12RWがアニメ化するよ。 ん?今日は願望を書き連ねる日ではないの?
— にれか(ヴァノタ) (@niwawaka) 2017年3月31日
最近のツイートを見てみたが、楽しみにしている人は多いようだ。
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