復帰勢です。
TGS 2017の9月21日(メディア向け)にて「信長の野望・大志」の開発者による実機プレイが放送された。
発売日等
最新作である「信長の野望・大志」は、PS4版、スイッチ版、Windows版が2017年11月30日に発売される。
iOS/Android版、すなわちスマホ・タブレット版もPC版を遊んでいる人が,スマホ・タブレット版を外出先で遊べるように,セーブデータの共有を考えているとのこと。
コーエーテクモゲームス 生中継(9/21)【TGS2017】
「信長の野望・大志」は4:03:05付近。
上動画はそこから再生できるように設定している。
9/21【TGS2017】信長の野望・大志について
では実際の放送内容をおさらいしたい。
「志」システム
今作の信長の野望の目玉といえるのが、この「志」システムである。大志では前作の戦国立志伝とは違い、大名プレイを採用している。この大名の「志」がゲームに大きく影響する。
例えば、織田信長は「うつけの天下」という「志」を持っている。この「志」には、上図のように「海運奨励」「母衣衆組織」などの特性がある。
すでに公開されている志の特性として「天下布武」だと「兵農分離」「楽市楽座」の2つがある。
「兵農分離」は、半農半士である「農兵」を用いず、領民を「足軽」と「農民」に明確に区分することで恩恵のある特性。「足軽」は専門的な訓練に集中できるため他勢力より強化され、「農民」からは兵役をなくして農業に専念させることで兵糧収入が向上。ただし、この特性を生かすためには、毎月金銭を必要とする「足軽」を確保しなければならず、多くの金銭収入が必要になってくる。
「楽市楽座」は、織田家の影響下にある「商圏」は「楽市楽座」となる。自由な経済活動の下では、商圏の成長が高まり、商人たちからの支持も得られるため、自家の影響力も強化される。しかし、自由な経済活動を許す分、自家で商圏を「独占」することができず、絶えず他家との競争にさらされる。
このように特性にはメリットとデメリットがあるが、メリットの部分が大きいので方針通りに動いたほうが良さそうだが、状況次第では悪い方向にいく可能性もあり面白い。
外交
「志」を確認しながら、どの大名がどこを狙っているのかも確認できる。上図を見ると、どやら今川家は織田家の清洲城を狙っていることがわかる。狙っている場所がわかるのはどうかと思うシステムではあるが、前作にはないシステムだと思う。
外交システムも前作のように、ただ使者を送るだけで上手く行くとは限らないようだ。「心証」という利害と感情の二軸で表現される心理状態も関係するという。
例えば、織田と朝倉家が交戦状態になっても、両方の友好関係のある浅井家が六角家の討伐に手を貸して欲しいということになれば、「織田VS朝倉」の構造から「六角VS浅井+朝倉+織田」となり、昨日の敵は今日の友のようになることもある。
周りとの外交関係がうまく行かない場合、他国から一斉に包囲網のようなものが引かれてしまう可能性もあり、今作の外交の重要度の高さは感じた。
前作の創造は適当に人選をしても友好関係は築けたが、今作はどうなるのであろうか?
内政
商業
商圏をとっていくというシステム。投資すれば金銭収入を得られる。
中には特殊商圏という場所があり、そこは多くの金銭収入が得られる。堺・博多など全国各地にある特殊商圏を支配することも重要なポイントとなる。
織田信長が天下布武で台頭していった理由の1つに、父である信秀の代から尾張の有力な商人達を囲っていたという理由も出ている。商圏を握ることは、天下統一へ大きな力になるであろう。
農業
季節で出来ることが変わる。回数も決まっているようで計画性が求められる。
種蒔き・・・春
農民に質の良い種を与えることで、実行した拠点の「生産性」が大きく上昇する。生産性が高まると、秋の収穫が増加。
灌漑・・・夏
田の灌漑作業に人手を投入することで、実行した拠点の「治水」が上昇する。治水が高まると、収穫が増加するとともに、災害の被害が抑えられる。
開墾・・・秋
民に開墾を行わせることで、実行した拠点の「農地」が拡大する。農地が増えることで、農民を増やせる。
肥撒き・・・冬
農民に質の良い肥料を与えることで、実行した拠点の「肥沃度」が上昇する。肥沃度が高まると、長期間、安定した収穫がもたらされる。
徴兵
兵士を増やすには「寡兵」という仕組みをとることになる。領民は「農民」「農兵」「足軽」「流民」に分類される。この割合で兵の強さや金銭収入も変化する。
例えば、農兵は雇うのにお金はかからない代わりに弱く、年貢の収入、つまり兵糧が減る。一方、「足軽」は戦闘のプロなので強いが、維持をするのにお金がかかる。
序盤は農兵、後半は足軽が良さそうだが、どのようなバランスで兵を「寡兵」していくのか考えていくのも面白い。
9/21【TGS2017】信長の野望・大志の感想
こんな感じで実機プレイは終了した。
正直、実機プレイの内容は、上のシステム紹介で書かれてある内容、肝心の戦闘の様子がわからず拍子抜けしたが、実機で動くところを見るとやはり面白い。今作はAIが非常に進化しているということで、次の放送も楽しみである。
9月23日(土)13:45~にも注目!
21日の放送ではお伝えできなかった「信長の野望・大志」について放送される。23日(土)13:45~の生放送にも注目だ。
信長の野望・大志 (PS4)
信長の野望・大志(任天堂スイッチ)
信長の野望・大志(Windows)