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FF11復帰勢のブログ

衰退していると噂の国内ゲーム業界について思うことをあれこれ書いてみた

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復帰勢です。

近年、ゲームが全世界で市場がアジアを中心に伸びている。そこで、国内ゲーム業界について思うことを、あれこれと書いてみたいと思う。良かったら見ていって欲しい。

伸びるゲーム市場

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Mobile games booming as global games market hits $108.9B in 2017 - Newzoo | GamesIndustry.biz

世界全体ではゲーム市場は伸びている。上記事のように2020年まで順調に伸びるとも言われている。現在は、特にアジアを中心に伸びており、市場の4割をアジアが占めている。

これに対して、アジアであるはずの日本のゲーム市場は衰退していると言われている。しかし、調べて見ると確かに据え置きのゲームは衰退傾向であるが、スマートフォン、つまりスマホゲーを入れるとそこそこ伸びている。

www.famitsu.com

今年は任天堂のお陰で3年ぶりに国内家庭用ゲームが前年比の114.8%を上回った。

 

国内ゲーム業界について思うこと

広がるエロ路線について

丁度、東京ゲームショー2017が行なわれている。正直、端から見ると、キャバクラにきている風にも見える。女性にふれたいなら、そういう場にいけば良いだけだし、わざわざゲームショーでやる必要はないと思う。

おいィ?どこのお店なんだ?と一瞬思ったが、東京ゲームショーのラブプラスのVR試遊部屋。近年、このように可愛いキャラクターを全面に出したゲームは増えているのは事実。それ自体は悪くもないし、日本のキャラクターは可愛らしくて良いとは思っている。エロは釣れるが、ギリギリのエロ路線に持っていく傾向は、どうかと思う。

これでは親子連れなどは子供と気軽にいくことができない。ゲームの面白さを伝えることよりも、コスプレのエロ路線やギリギリのラインを狙ってとにかくメディア露出を増やしていこうというやり方は、正直、気に喰わない。

TGSの記事などを見ると、ゲームよりも彼女達で盛り上がっているのは何だか悲しい。

女の子を取り上げるなら、こういうのにして欲しい。上の動画ツイートの女性は「アンドロイドのようでリアルすぎてヤバイwww 」と思ったが、実際はアンドロイドを演じた人間だったようだ。

www.youtube.com

本物のアンドロイドのアイドルがこちら。ミスiD2018のファイナリストに残っているガチのアンドロイド。もう人とアンドロイドの区別がつきにくいレベルにまできている。

 

 

増える洋ゲーのパクリゲーム

海外で売れているゲームをモデルにしたようなパクリゲーが国内ゲームで増えていると感じている。確かに売れているモデルのゲームなので、売れることもあるだろうが、はっきりいってつまらない。安定感を重視しているのか、ぶっ飛んだゲームが少なくなっている印象がある。

売れないと困るのはわかるが、特に新しいタイトルでは挑戦して欲しいところ。

 

費用がかかることを伝える開発はダサい

費用がかかることを伝え「●●できない」などと述べているゲーム開発者もいるが、正直「ダサいな」と思う。遊んでいるユーザーにとっては、面白いか面白くないかが重要であり、人情に訴えるのが気持ち悪い。コストに頼り、手元にある材料で工夫もせず、中途半端なものを作るのであれば、作らない方がマシだと思う。

 

シリーズ作品について

新作タイトルなら新しいことに挑戦して欲しい気持ちはある。しかし、シリーズ作品に関しては、大きく崩して欲しくない。

過去に米国であったコカ・コーラ社の「ニューコーク」のような事件と一緒で、歴史のあるのものに関しては、新しいものが受け入れられることは難しい。

その一例を以下に記載したい。これはかつて「コカコーラ」が古いということで「ニューコーク」という全く新しい商品を提供した時の話だ。

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1985年、コカ・コーラ社は自社の主要製品であるコカ・コーラがペプシとのコーラ戦争に敗れるのを防ぐために、思いきった手を打った。15年にわたって、コークの売り上げが横ばいだったのに対して、ペプシは順調に売り上げを伸ばしていたからだ。

 この負の流れを逆転させようと、コカ・コーラ社は危険な賭けに出て、コークの味を変えた。「ニューコーク」として知られるようになるこの新製品の味には、発売前のフォーカスグループの調査では、ほとんどの人が好意的な反応を見せたが、一部の人が声高に異議を唱え、フォーカスグループのほかのメンバーに影響を与えて、反対陣営に鞍替えさせた。

 同様に、ニューコークが発売されると、アメリカの北東部では消費者はおおむね良好な反応を示したが、コカ・コーラの本社がある南部の愛飲者の一部が、味の変更にやかましく抗議し、なかには、これは南北戦争の古傷に触れ、北部に対する新たな降伏を表明するものだとさえ言う人もいた。

 やがて批判の波が国じゅうに広がり、コークの愛飲者の多くが、味の変更を、彼ら消費者のロイヤルティ(忠誠心)に対する裏切りと見なすようになった。ボイコットや抗議運動が起こり、コカ・コーラ社には40万を超える苦情の電話や手紙が寄せられた。コークの売り上げが頭打ちになると、コカ・コーラ社は唐突に方向転換し、ニューコーク発売から3ヵ月にもならない7月10日に、もとの味に戻すことを発表した。
なぜコカ・コーラは顧客を裏切る意思決定をしたのか?|失敗は「そこ」からはじまる|ダイヤモンド・オンライン

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過去のシリーズの作品が好きで集まっているファン層に大きな変革は不要。酷くなれば、この「ニューコーク」のようになるのは明白である。大きく変えるのなら過去のシリーズの名前を使わず、新しいシリーズで1からやって欲しい。その方が過去作がないので比較することもないし、良ければ新しいファンができる。

 個人的には、生みの親がいなければ、いつまでもしがみついていないで、そのシリーズはとっとと終わらせて欲しいと思う。

 

最後に

2017年は特に任天堂スイッチのお陰で3年ぶりに国内家庭用ゲーム市場がプラスになった。今の状態であれば、また衰退する可能性も0ではないが、ゲーム自体が伸びているので大丈夫だろうと前向きに感じている。

今年のゲームで面白いゲームもあったこともある。例えば、「ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド」や「ドラクエ11」、「ペルソナ5」などもあった。日本ゲーム大賞はゼルダだったようだが、順当だと思う。

www.4gamer.net

個人的には、信長の野望・創造戦国立志伝など、かつては全く興味のなかったものに最近ハマっていたりする。そのため今作の「信長の野望・大志」も興味を持っている。個人的に良いと思った作品は、これからもどんどん広めていきたい。

www.ffreturn.net

遊ぶ時間は減っているものの、ゲームで遊んでいると、やっぱりゲームは面白いと実感しているし、洋ゲーも面白いが、僕は国内ゲームを応援したい。そして、洋ゲーのパクリではなく日本独特のゲームを遊びたい。失敗を恐れずこだわりのあるゲームを生み出して欲しいものである。